桜side

思わず逃げてきた。

本当はこんなのはダメだってわかってるけどどうしても目の事を聞かれると昔を思い出してしまう。

蓮「桜じゃないか、こんな所で何してる。」

!!!

『なんだ……神龍か』

夢「1人なの?倉庫で遊ばない?」

『いや、大丈夫』

蓮「少し話したいことがあるから来い。」

『はぁ……分かった。』

蓮「俺の後ろに乗れ。」

私はそう言われ、バイクに乗った。

蓮「お前乗れるのか、じゃあ行くぞ」

するとものすごいスピードで走り出した。

あっ、この走り方懐かしい……

10分して倉庫に着いた。

ガラガラ!!

下「こんにちは!!」

蓮「あぁ、」

樹「こんにちは」

夢「やっほ〜!」

空「こんにちは〜!!」

夜「……」

ガチャ!!

蓮「そのソファーに座れ」

ドサッ!

『で、話って何』

樹「私地の姫になってくれませんか?」

『無理』

夢「どうして?」

『興味ないから』

空「えぇ〜!なってよ!」

チッこいつイラつくな……

『あのさ、なんのキャラかわかんないけど、その声とその態度辞めてくんない?見てるこっちがイライラしてくる』

空「え、……」

『お前のその声と態度だよ。本当ならそれが素じゃないだろ。』

空「……」

夜「なんでわかった。」

『初めてあった時から、笑い方は引きつってるし、私を見る目は時々睨んでるように見えるし。』

『まぁ、さっきの話に戻るけど、私は入らないその前にあなた達がどれだけ強いかもわかんない。』

『姫はみんなに守られるもの、その人たちの実力を知らないで呑気な馬鹿女みたいに入るとは言えない。』

空「じゃあ、下で喧嘩して、判断知ればいいんじゃねぇの?」

空「俺が相手してやるよ。今の言葉に少しイラついたから。」

『お前とあと一人だ。お前の次に強いやつ。まぁ言うなら総長の次に強いやつは誰だ』

夜「俺か夢だ」

『じゃあ女嫌いでいい。』

蓮「分かった。下に行くぞ」

樹「すみませんが、真ん中を開けてください。今から喧嘩をするので怪我をしない範囲に、」

下「おい、アイツ女だぞ?死なねぇよな?」

蓮「コソ)空、夜弱気でやれ、」

『あのさ、女だからって差別しないでよ。いつもみたいに喧嘩の力できてよ。じゃないと楽しくない。』

『さてと、1人ずつくる?二人同時?』

空「俺は1人の方がいいな。」

『じゃあ、あなたからで、』

そう言うと、私の顔すれすれに拳が通った。

『案外早いな……』

私は尽かさず、お腹に蹴りを入れた。

空「案外重いね。」

それから、避けては、蹴りや拳を入れるだけ、

暇だな……私は携帯を取り出し、晶達にメールをした。

5分後

下「晶さん!葵さん!こんにちは!!」

晶「あぁ!それよりも」

晶葵「桜!何してる!」

『暇だったから、てかもう倒していい?』

晶「あぁ、手加減しろ」

ドカッ!バキッ!

『案外楽しかったよ。さてと次は』

夜「よろしく」

『分かってるけど、』

夜「俺は女なんかに手加減はしない。大っ嫌いだからな。」

『まぁそうだよね。じゃあお先にどうぞ』

ドカッ!

痛っ…… 舐めてたな。

総長の次に強いだけはあるな。

だけど、憎しみだけで動いてたら背中が空いてるよ。

ドカッ!バキッ!ドスッ!

『コソ)あんたさ……喧嘩なんのためにしてんの?族を守りたいからじゃないの?憎しみだけで喧嘩してんならやめた方がいいよ。』

夜「……」

晶「大丈夫か?夜」

夜「はい、強いですね」

『まぁ、負けたから今は入らないでも、この1ヶ月で私が神龍に入りたいと思えるようにしたら、入ってあげる。まぁ頑張って』

葵「さっちゃん帰るぞ」

『私一人で帰るよ、あっちゃんとあっくんは久々にゆっくり話したら、じゃあね』

私はそう言って家に帰った。

『ただいま……』

母「おい!酒持ってこい!」

これだから家には帰りたくない……

母は父と離婚した後に、アル中になった。

そして、私に暴力を振ってくる。

簡単に止められるけど、お母さんのことが好きだから傷つけたくない。

いつも、酒を飲み終わったら私を殴って外に遊びに行く。

『ゴホッ!ゴホッゴホッ』

やば……血出た。

はぁ……包帯巻かないと。

『ハハ……何回も殴られてるから、殺してくれっていう目になったのかな。』

実際殺して欲しい。でも誰も私を殺せない。

殺し屋をしてると気が紛れる。

私が主に殺すのは虐待、育児放棄まぁ世にいう。

゛悪い奴ら゛だ

『今日の仕事は……』

一旦家を出るとお母さんは朝まで帰ってこない。

私にとってはその時間が天国……

男「や、辞めてくれ!来るな!」

コツコツ……

『自分がしたことに責任持ちな。お前がやった事は犯罪だ。地獄で償え。』

グサッ!

『はぁ……終わっちゃった。帰ろ』

私は家に帰り寝た。