「………なるほどねー。」

私は今までのことを全て一輝に話した。

「今まで辛かったな。」
今の一輝はいつものお調子者の一輝じゃなく、真剣で優しかった。

また涙がにじんでくる。

「とりあえず、遠藤と喋りたいんだよな?」

ちょっと違う気がする。
でも、またもとの関係に戻れるなら、また笑顔で笑いかけてくれるのならそれでもいいと思った。


「じゃあ今度3人で遊園地でも行くか!」