私は醜いアヒルの子

「っ、、」
噛まれたレイさんは思わず手を離した。
その瞬間に部屋を飛び出して、階段を降りる。降りた先にヤスさん達が集ってたけれど、そんなのどうでもいい。その中に突っ込む。
「おいっ、そいつ止めろ!」
階段の上からレイさんの声が響く
その瞬間、急に降りてきた私に戸惑っていた不良達が動き出す。
私に向かって伸ばされる何本もの手。

やめてよ
邪魔しないでよ
私はもう、これ以上は────────

その瞬間、胸の奥が熱くなった。
痛みを感じるほど焼けるような痛み。

それでも、それ以上に気持ちが勝っていて。
やめてよ、触らないで
──────触らないで、、!
「─────────触るなっ!」

今まで出した事が無い、太い声がお腹から出た。
体の内側から何かが流れ出る感覚に陥った。

周りを囲んでいた不良達の後退した様子が視界に入った。
何故不良達が離れてくれたのかは分からない。

私はそのまま靴をつっかけ外に飛び出した。