私は醜いアヒルの子

「見上げた空が赤くて〜、見下げた君は青くて〜、前にいる自分は黄色くて〜」

デジャヴ
…は
え、は?
見下げたって何?青いってなに?は?
でも、物凄く歌が上手なんですが。


歌っているせいで私達が部屋に入ってきたことを気づいていないらしい。
大きなソファーに座っている男性4人は私に気付き、何事かと目を丸くしている。

「彦摩呂、気づいてないふりやめろ」
レイさんの言葉に驚く。
気付いてないふりをしてたんだ…。
でもなんで気付いてないふりをしてるって分かったんだろう

「バレれたかー」
その人は私を気にすることなくレイさんに体を向けた
カカカ、と笑うその人の目はサングラスで隠れていて見えないけれど整った顔だと分かる。

特に気にはしなかったが、ここの部屋にいる男性全員、顔が綺麗に整っていた。

ヤクザの集まりだと思っていたけれど何か別のものなのだろうか。

「んで、そのおじょーちゃんは?」