唯が帰って家に戻ると 息子が泣いていて 咲があやしていた。 「ひなたーパパだよー♪」 陽=ひなた。 咲は俺にとって ひだまりみたいな存在だったから 俺から贈った名前。 俺は咲ごと陽を抱きしめた。 陽は笑った。 咲も笑った。 俺も笑った。 幸せだった。 涙が出た。