咲と出会ったのは 大学の入学式だった。 真新しいスーツに身を包んだ 咲は強い眼差しで ジャンヌダルクのようだった。 まあ実際 ジャンヌダルクは知らないけど。 俺はその女戦士に 挑めなかった。 咲を想いながら 他のオンナを抱いた。 よくわかったのは 満たされないことだけ。 咲はこんな汚れた俺を 受け入れてくれるのか 不安だったけど 聖母マリアのように 俺を包んでくれた。 まあ実際 聖母マリアは知らないし 聖母マリアに 包まれたこともないけど。