次の日、学校が終わって恐る恐る面会に行くと、こう君は眠っていた。穏やかな顔で。

「こう君」

呼んでみたけど返事はない。私はこう君の手をとった。
繋がれている管がカサッと音をたてた。
ギュッと握って祈りをこめる。

私はそのまま眠ってしまった。