「大丈夫?目が覚めてよかったね。早く学校に来てね!」

え…………

「弥生……?」

私の目には涙が浮かんでいたと思う。
あんなに理不尽な理由でいじめられていたのに真っ先にお見舞いにかけつけてくれた。

「何で………?」
「何でって、友達だからでしょ?」

すごく当然と言うように首をかしげた。

「いいの………?」
「だって、亜香里ちゃんは川辺君を想っていたんでしょ?そんな友達思いな人を責めることなんて出来ないよ!」