丹代は俺に白い綺麗な1輪の花を渡してきた

なぜか蘭みたいに思えた

純粋で真っ白い可愛い俺の好きな子

「それはね、蘭ちゃんが…」

丹代はそこで泣き崩れてしまった

「蘭ちゃんが買っていたんだ、蓮翔に」

「俺に?」

「あぁ、お前にだ」

「この花は?」

「その花はお前に贈ろうとしていたプレゼントだ」

「なんか蘭らしいな」

「でもなんでこの花なんだ?」

「花言葉が蘭ちゃんらしい想いだった」

「花言葉?」

「あぁ、その花の花言葉は…」