他の人に聞こえるほどのお腹の音が鳴る。



『...っ///』



大丈夫だよね?誰も聞いてないよねっ?


周りを見ると皆問題に夢中でお腹の鳴る音には気付いていないようだった。


『フゥ...。』


ホッと胸をなでおろしてると...


「ぷっ...」



笑うのを我慢していたのか唇をかんで涙目になってる春風くんがあたしを見つめていた。



「バレてないとか思って安心してるお前の顔と言ったら...くく。、」




『ちょっとひどい!!!』



春風琉翔
〈 ハルカゼ ルカ 〉


学校の一二を争う成績優秀で何よりもダントツ的にイケメンと言われる春風くん。


一時期モデルをしていてなお人気沸騰中で女子からの人気を掴んで離さない。


だけど春風という名前なんて程遠い性格でクールで誰も寄せつけないようなオーラ。


そんな人があたしの隣の席。



目が合うと睨まれているのかと思うほどその冷たい性格が顔まででているというか、なんというか。



あたしにとったら怖い人のカテゴリー。