甘さ控えめ

『水篠先輩っ』



待ち合わせへ向かうと既に先輩は座って待っていた。



『ごめんなさい、遅れちゃいました?』



「ううん、楽しみすぎて早く家出てきちゃっただけだから」


『...っ⸝⸝』


こんなことサラッといえるのも水篠先輩だからなのか。



出会った時からドキドキさせられっぱなしだ。




「さっ行こ?」




そう言ってあたしの手を引く。