「紬ちゃんおはよ!」


「今日一緒に帰ろ!」


「お昼食べたいなって思ってクラス来ちゃった」


「紬ちゃん今度遊び行こーよ」



水篠先輩はあたしに会う度に声を掛けてくれたり遊びや帰りに誘ってくれたりすっかり仲良くなっていた。



話す度に見つめられドキッとしてしまう。
そして白い歯を見せてはにかむ笑顔には心を撃ち抜かれていた。


そんなフレンドリーで優しい水篠先輩にはあたしも心を開いていて恋愛対象として意識をしていたのだった。




「俺ね土曜日紬ちゃんとアウトレットかなんか行きたいなって思ってるんだけどどうかな?」




『え、行きたいですっ!!』