『おっは「昨日の説明が先よ!」



機嫌よくした挨拶を麗奈に遮られた。


『あぁ、それはね...』



昨日のことを興奮気味に全て麗奈に伝えた。


少し羨ましそうにもしていたが少し表情が暗かった。


「そう。紬恋愛経験ないみたいだし一応言っとく...水篠先輩に限ったことじゃないけど気をつけなさいね。相手は好意で近寄って来てるだけとは限んないから」



『え、それってどういう』

「いろんな男がいるってこと。水篠先輩チャラいと言うか聞いてて女慣れしてるみたいだしプレイボーイとかじゃないといいわねってことよ」




確かに女慣れしてるなとは思ったけど。
昨日はわざわざあたしの最寄り駅まで送ってくれたしパンだって譲ってくれたし。

いい人とは信じたいけど。まぁ男女問わず一応気をつけよう。



「でも何にしろ良かったわね!出会いがあって...。まさかトップ3のひとりとこんなふうに繋がれて今でも驚きだわ。」


それはあたしも同じだよ。
偶然だと思うけどあんな人と仲良くなれるなんて奇跡に近いよ。


そういえば周りの女子が相当嫉妬してたなぁ。
変なことに巻き込まれなきゃいいんだけどね。