「そっか、俺もだよ」



カップルみたいな会話かよ!とか思っちゃうけどそんなのどうでもいい!


まさに恋愛経験ゼロに近いあたしにとったら目の前に水篠先輩がいるっていう事実だけで嬉しい。



彼氏が欲しいとぼやいてまさか今日こんなイケメンでトップ3のひとりと知り合えるなんて普段の行いが良かったんだ!



呑気にそんなことを考えながら水篠先輩と帰る時間は特別だった。






この瞬間からあたしの運命は大きく変わろうとしていたとは今のあたしには到底考えもしなかった。