ノンフィクションにご注意を

お菓子を買って貰えなかった小さい子供みたいにスネながら言うと、溝渕はグッと言葉を飲み込んだ。


どうやら彼女は昼間知早に言っていた通り、オレの気持ちになかなか気づかなかった負い目みたいなのがあるらしい。


溝渕の罪悪感を利用してる様で申し訳ないけど……少し位は…な?


「分、分かったよ……女は度胸だ!」


ジーーーッと溝渕の目を見つめっぱなしのまま数秒後…溝渕はガバッと立ち上がり、オレの足の間に座り直す。


すかさず胸の前に両腕を回し、その細い体を後ろから抱きしめた。


「ありがとう溝渕。力は弱めにしてるけど痛くないか?」