ノンフィクションにご注意を

もし1つだけ使える様になるならどんな超能力がいいかとかファンタジーなものから、友達との思い出話等現実的な話まで。


「あの時の暁深、カッコ良かったなぁ。王子様みたいで」


「知早がまたホレ直しそうな話だな」


「んっ?何か言った?」


「いや何も」


話題は尽きる事無く、時計の針はその間にどんどん進んで行った。


「でね、お母さんが――――…」


もう何個目かも分からない話題を、テンション高く口にする私。


その時……ふと許斐君の目がとても優しい目をしている事に気づく。


「………ッ」


「…溝渕?どうした?」