ノンフィクションにご注意を

ニッコリという擬音が周りに浮かんで見える程爽やかに笑う許斐君は、本気で神様か何かの生まれ変わりなのかもしれない。


私、もし今見るからに怪しさMAXの占い師が許斐君の前世は天使だとか言っても、それは信じる。それだけはね!


「なるべくくだらない話の方がいいかなぁ。時雨の幼稚園時代の恥ずかし爆走エピソードとか?」


「待っ、待って許斐君。確かに気になるけど、勝手に聞いたら表君怒りそうだよ」


「だって知早はあんまりそういう思い出、無いからなぁ……じゃ別の話するか」


それから私と許斐君は、色々な話題について語り合った。