ノンフィクションにご注意を

許斐君のファンが鋭い眼差しでこちらを睨み、鬼みたいなツノや牙を生やしている光景を想像すると、さすがに血の気が引いた。


その動揺が顔に出てしまったのか、許斐君が心配そうに眉毛を下げる。


「あ、うん、平気。ちょっと考え事してただけだから」


「ならいいけど。そうだ、モンブラン食べるか?」


「ちょっとちょっと!何離乳食を赤ちゃんにあげるお母さんの如く、サラリとあーんしようとしてるのっ!?」


あ、あまりにもナチュラルにモンブランが刺さったフォーク差し出して来るから、危うく素直に食べちゃう所だったわ…!ビックリした………っ!