アレ?なんかこのシチュエーション、前にも似た事なかったっけ?


「コレ、学校の近くのケーキ屋のケーキ。芙美さんがデザートとして出すの忘れたから、今食べたいんなら親父が風呂から上がる前に選んで食べろって」


「えっ?…ワッ、やった、ケーキだぁーーー!」


渡された白い箱を開けると、中にはショートケーキとチョコケーキとモンブランとチーズケーキが1個ずつ。


「親父と芙美さんは残ったやつでいいっつってたから、お前先に選べよ。オレは残りの3つの中から選ぶ」


「じ、じゃあチーズケーキ貰っていい……?私好きなの」


「了解」