ノンフィクションにご注意を

進学する高校がお互いに家から通える範囲内なら、就職か大学かまでの3年程は多分毎日の如く顔を合わせるだろう。


それなのにギクシャクした空気なんて、作りたくない。


なんて……オレが言えた義理じゃないけど。


「あ、のね………許斐君。私別に許斐君に告白された事が嫌だったワケじゃないんだよ……?」


「えっ……」


どうしたもんか…と思案していると、今のオレと同じく一人言って感じで放たれた溝渕の声。


パッと横を見てみると、微妙に頬を赤らめながら手元のノートの山に視線を注いでいる溝渕の姿が目に映った。


――――キュンッ