ノンフィクションにご注意を

ツカツカと近づいてノートを半分奪い取ると、溝渕は“素直にビックリしました”って表情でオレの事を見た。


………こういう顔もカワイイ。


誰か男に見られてなかったかササッとチェックしたが、周りにいるのは女子生徒ばっかり。


「溝渕、オレもノート運ぶの手伝うよ」


「ええっ!?」


醜い独占欲を悟られぬ様爽やかな笑顔を溝渕に向けて、先を歩き出した。


「待っ、待ってよ許斐君!頼まれたのは私なんだから、私が教室まで持ってくよ!!」


当然溝渕は、アワアワしながらオレの後を追いかけて来る。


「でもお前1人じゃ大変だろう?」