ノンフィクションにご注意を

オレより先に溝渕に声をかけたのは、オレ等の学年の歴史担当の男性教師。


「この間集めたノート、C組に持ってって皆に返しといてくれ」


「えっ…私がですか!?」


「頼んだぞ~~~」


溝渕が何か言い返す前に、先生はさっさとどこかに行ってしまった。


残された彼女の手元には、ノートの山……幾ら普段何気なく使ってるノートでも、クラス全員分となったら重いよなぁ………


「も~う…なんで私が運ばなきゃいけないのよぉ~~~…」


「そうだな、女子1人に任せるなんて、全くヒドイ先生だわ」


「っ!?えっ……こ、許斐君………!?」