ノンフィクションにご注意を

女の子の声が聞こえて、『ヤベェ…』とか言いながら一斉に逃げ出す男子生徒達。


『ケホッ……』


地面に尻餅をついた状態で咳き込んでいると、目の前に誰かの気配がした。


『大丈夫?許斐君っ!』


『溝渕…?なんで……』


それは3年で初めて同じクラスになった女子・溝渕。


『偶然通りかかったら言い争ってる声が聞こえたから、咄嗟に先生が側にいる様に偽ったんだけど……立てる?ケガしてない?』


『ああ…助かった。ありがとう』


『ケガが無くてもちゃんと先生に報告した方がいいよ。今から職員室行った方がいいんじゃない?』