サラリ…と笑顔と共に褒められて、矢がハートに突き刺さったイメージが頭に浮かんだ。


なっ、何このイケメン!!


まるで少女マンガに出てくるヒーローみたいじゃん!外見だけじゃなく中身までイケメンだなんて、現実の人間だとは思えないわっ!!


「そう…なのかな?」


「そうだよ。そんじゃな、溝渕」


ハワワワワ…とテンパる私に微笑みかけ、男友達の方に行く許斐君。


「ちょっと摩友子!アンタ何!?許斐君に宿題教えて貰ったの!?」


「せっかくやっぱり教えてあげようと思って、急いで帰って来たのにーーー」


「暁深、らら………」