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「おばさん、おかわり~!!」
「本当、紗羅ちゃんはよく食べるわね~。作り甲斐があるわ」
「だって、美味しいんだも~ん」
「あら~もう~嬉しい事言ってくれるわね。ほら、もっと食べて!」
ニコニコと嬉しそうに、紗羅の茶碗にご飯を盛る母さん。
昔からそうだけど、母さんは紗羅にはカナリ甘い。
今もそれは変わらず健在で、何かあれば、紗羅。紗羅。紗羅。
「ほら、成也。ぼーっとしてないで、早く食べなさい」
「――」
「今日学校に紗羅ちゃんと行くんでしょ? 紗羅ちゃんの事、頼んだわよ」
「分かってるよ」
紗羅と一緒に住み始めて、もう2カ月が過ぎた。
紗羅がこの家にいる事にも、当たり前になってきている。



