ゆっくりと動かした体と同調するように、零れる甘い声。
真っ白な肌が間接照明の淡い光に照らされて、所々に影を作る。
栗色のふわふわの髪が汗ばんだ肌に張り付いている。
薔薇色の唇が妖しく光って、俺の欲望をより強いものにする。
そして、そんな中でも光を絶やさず輝き続けているブルーアイ。
微かに涙の膜を張った大きな瞳は、真っ直ぐに俺だけを見つめていた。
「やぁ...…んっ」
「紗羅」
「あ...…っ」
激しくなる動きに、紗羅の細い体が壊れてしまいそう。
俺の背中に爪を立てる紗羅が、一緒に迎えた頂点を越えると。
パタリと力なく床に零れ落ちた。



