〝――その時から私、成也に恋してるの″
そう言って微笑んだ紗羅が、可愛くて気が付いたらキスしてた。
少し驚いた顔の紗羅だったけど、頬をうっすらと染めて照れくさそうに笑った。
それがまた俺の理性を壊して、止められなかった。
間接照明の明かりの中、紗羅の唇を塞いだまま床にそっと押し倒した。
細い体は折れてしまいそうで、強く抱きしめたいのに壊れてしまいそうで、そっと抱きしめた。
応えるように、紗羅はギュッと俺の背中に抱き着いた。
軽いはずだったキスが、紗羅の甘い香りに触発されて徐々に深いものになっていく。
紗羅の小さな薔薇の様な唇に、俺の舌を入れる。
「――んっ」
途端に体に力の入った紗羅の髪を優しく撫でた。
すると、まるで安心したかの様に、徐々に紗羅の体の力が抜けていく。
理性を失いつつある俺は、止める事なんてできずに紗羅のシャツのボタンを1つづつ丁寧に外した。
ボタンを1つ外すたびに心臓が高鳴る。
真っ白な真珠の肌。
栗色の髪が床に広がる。
滑らかな曲線を描いて俺の愛撫に合わせてうねるその姿に目が奪われた。



