美女?
不覚にも、ピクリとその言葉に反応してしまった。
だけど、素知らぬ顔をして周りの声に耳を傾ける。
「昨日俺が見たのは横顔なんだけど、髪も長くてすんげー綺麗なの! もう、ほんと、人魚姫って感じ!」
野次馬達に煽られて、手足をバタバタさせながら昨日の事を説明する二次元君。
興奮しすぎて、もはや何を言っているのか理解できない。
「それに、俺すげーもん見つけたんだ!」
「すげーもん?」
「昨日近づこうとしたけど、見失っちゃって。でも人魚姫が座ってた場所に――ほらっ!!」
そう言って、二次元君がポケットからご丁寧にティッシュで包まれた何かを取り出した。
その姿に、周りの野次馬が一気に密集しだす。
俺も興味本位でそれを覗き込んだけど、途端に眉間に皺を寄せた。
「何? それ」
「人魚のウロコ!!」
呆れ顔の俺に、ドヤ顔でそう言う二次元君。
毎度の事だけど、温度差が凄い。
不覚にも、ピクリとその言葉に反応してしまった。
だけど、素知らぬ顔をして周りの声に耳を傾ける。
「昨日俺が見たのは横顔なんだけど、髪も長くてすんげー綺麗なの! もう、ほんと、人魚姫って感じ!」
野次馬達に煽られて、手足をバタバタさせながら昨日の事を説明する二次元君。
興奮しすぎて、もはや何を言っているのか理解できない。
「それに、俺すげーもん見つけたんだ!」
「すげーもん?」
「昨日近づこうとしたけど、見失っちゃって。でも人魚姫が座ってた場所に――ほらっ!!」
そう言って、二次元君がポケットからご丁寧にティッシュで包まれた何かを取り出した。
その姿に、周りの野次馬が一気に密集しだす。
俺も興味本位でそれを覗き込んだけど、途端に眉間に皺を寄せた。
「何? それ」
「人魚のウロコ!!」
呆れ顔の俺に、ドヤ顔でそう言う二次元君。
毎度の事だけど、温度差が凄い。



