「頼もしいって……」 それって、ウエディングドレス姿の恋人に対して言うこと? ちょっとだけ、ムッとしてしまった私の頬を軽くつついて、匡さんが笑う。 「それじゃ、行きますか、奥さん」 突然、投げかけられた言葉に驚いて、息が詰まった。 思わず見上げた私の目から逃げるように逸らされた顔色は見えなかったけれど、その顔の横についた優しい形をした耳は真っ赤で。 あふれる愛おしさを短い返事に変えて、私は軽く上げられた彼の肘に手を添えた。 「……はい」