「なんでおるねん」 「唐突な関西弁」 いつの間に来たのよこの人は。 「てことではい確保」 「あ」 しまった。そう思った時には時すでにお寿司。 いや、遅しだ。 私がもたれかかっていた本棚に、捕らえるように伸びたしなやかな手。 あっという間に檻の中の鳥状態。