しかし私には頼れる人なんていない訳で。 仕方なく、上着を羽織ってマスクをして買い物に行くことにした。 あー、しんどいよ。 熱あるのに自分で買い物なんて今まで行ったことなかったもんだから想像以上にしんどい。 「はぁ...っ」 頭が締め付けられるような感覚がして思わず地面にしゃがみこむ。 誰か助けて...。 「え、菜穂...?」 熱のせいか、幻聴まで聞こえてきた。 もうこの際誰でもいい。 「たす...けて...」 振り絞って出した声とともに私の意識は遠のいた。