「じゃあ…次はあなたね。」
そう言って占い師さんは、今度はマヤを見た。
席順的に次は私だと思ったのに…。

あ、そうそう!話はズレるけど、
さっきのユメの質問に占い師さんは
“それはあなた達次第”と答えた。
正確な答えじゃなくて良かった、と安心した。


それで話は戻るけど、
占い師さんはまた、水晶玉に手をかざして
それを見つめた。

どうか、私を救ってくれたマヤに、
良い知らせを!!と願った。

しばらくして占い師さんはまたマヤを見て、
「あなたは…良くも悪くもあるわね。」
そう言った。

そんなっ!!!

「でも安心して。悪しきを乗り越えた後、
あなたには幸せが訪れる。」
「本当ですか!!」
「えぇ、でも辛いと思うわ。だから頑張って乗り越えて。」
「…はい。どんなことでも乗り越えてみせます!」
そう言ったマヤの姿は頼もしかった。
私なら辛いことを乗り越えることができないかも…
なんて思った思ったけれど、
きっとマヤなら乗り越えられる!そう思った。