「朔兄…もう帰るの?」

実家に帰って来てから約1週間が経ったある日の夜、俺はもう家を出ることにした。

…長期休みと言っても1週間の休みだからね。

「また明日から仕事だから…大丈夫。また帰ってくるから」

俺は、氷翠の頭を撫でると家を出た。そして、魔法をかけて望との待ち合わせ場所に向かった。



俺は実家を出ると、朔との待ち合わせ場所に来た。待ち合わせ場所に来ると、朔が待っていた。

「遅いよ、望」

俺は「ごめん」と笑いながら言うと、その場で魔法をかけて朔とともに闇に溶け込むように消えた。