Reality~偽りの歌姫~《完》

「本当に?」

そう言いながら、ジュリアは俺の膝に手を置いた。



「本当だよ……」

ジュリアの手が指先を這わせながら移動する。

ジュリアはぽってりとした唇を俺の耳に寄せた。



「やめろ、俺はお前の店の客じゃない」

俺はジュリアの手を引きはがした。