Reality~偽りの歌姫~《完》

「わかったよ……戻ればいいんだろ」

麗はぶっきらぼうに答え、テーブルに手をついて立ち上がろうとしたが……

足元がおぼつかない。



「飲めないものを無理に飲むな」

バランスを崩しそうになっている麗の腕をつかむ。



「飲めないことねぇよ」

ふらついたまま言われても説得力はない。



「まったく……しょうがない奴だ」

麗の両肩を支えて、ゆっくり立ち上がらせた。