「今日のお前……カッコよかったぞ」

本心とは違う誉め言葉を口にした。



「今日だけじゃなくて……いつもだろ」

麗はイタズラっぽく笑う。

意外と調子に乗りやすい奴だ。



麗は大きく背伸びをして、そのまま目を閉じた。

疲れが溜まっているのだろう。

すっかり安心した顔で、眠りについてしまった。