翌朝、俺は一つの曲を麗に手渡した。

麗をイメージして作り上げた曲。

まだ仕上がったばかりだ。

「この曲はお前に歌ってほしい。作詞はお前に任せるから」



「でも、俺はまだStreamに残れるかわからない……」

麗は、複雑な表情でデモテープを受け取った。