「麗、本当にごめんな……」

麗はまだ顔を隠してうずくまっていた。



ここまで追いつめられても、麗は口を割らなかった。



この先何があっても……

彼女が自分から打ち明けることはないだろう。



一人で秘密を抱えたまま、男として歌っていくつもりなのだろうか。