俺より一つ年下で19歳だと言うあいつは、社長に連れられてやってきた。

どこでどうやって拾われたのか俺は知らない。



くりっとした大きな目に、華奢(きゃしゃ)な体つき

身長は確かに高いが……

初めて見た時は、少年か少女か見分けがつかなかった。



(れい)】と名のるその子は、自分のことを【俺】と呼んだ。