「遼の意地悪……!」

ふてくされた顔で、俺を追いかける和樹。



こいつのほうが、ジュリアより女々しい気もするが……

意外と相性はいいのかもしれない。



こいつには、ジュリアの心の支えになってもらいたいものだ。



「和樹、頑張れよ!」

そう言って、和樹の肩をポンと叩いた。