Reality~偽りの歌姫~《完》

俺の呼びかけに、ジュリアは全く反応しない。

全身の力が抜けているジュリア。

しっかり頭を支えてやらないと、首がすわっていない赤ん坊のようになってしまう。



「ジュリ……」

すっかり血の気が引いているジュリアを強く抱きしめる。



浴槽にはられた水は、血に染まっていた。