「そんなことねぇよ!」
思いっきり睨みつけられてしまった。
こいつは育ちが良さそうな顔をしてるわりに、とんでもなく言葉遣いが荒くなることがある。
そのギャップには慣れてきたが、今のセリフは怒りに触れてしまったようだ。
「悪かった……今のは冗談だ。
お前なら大丈夫だろ」
わがままな妹に鍛えられた俺は、人をなだめるのには自信がある。
床に捨てられたままの歌詞カードを拾った。
歌詞カードの隙間には、細かい字でいろいろ書き込んである。
「見るな!」
麗は、俺の手から歌詞カードを奪った。
思いっきり睨みつけられてしまった。
こいつは育ちが良さそうな顔をしてるわりに、とんでもなく言葉遣いが荒くなることがある。
そのギャップには慣れてきたが、今のセリフは怒りに触れてしまったようだ。
「悪かった……今のは冗談だ。
お前なら大丈夫だろ」
わがままな妹に鍛えられた俺は、人をなだめるのには自信がある。
床に捨てられたままの歌詞カードを拾った。
歌詞カードの隙間には、細かい字でいろいろ書き込んである。
「見るな!」
麗は、俺の手から歌詞カードを奪った。


