「…っ」

ーーギュッ

「…っ?」

いきなり震えだして、頭をおさえていた。

「大丈夫ですか?」

「…っ!」

一瞬、私を見たけどすぐ顔を逸らして頷いた。

「ねね!」

「…っ、は、はい?」

「君、名前なんていうの?」

「杉本優菜です…」

「へぇ!可愛い名前だね!」