出会い

「深月くん、明日誰か来るの?」

「ううん…兄さんは仕事だし、爽羽さんはみんなの世話があるから…」

「じゃあさ、一緒にお昼ご飯たべようよ」

「えっ」

体育祭の日は、親と一緒にお昼ご飯を食べるんだ。

だから、深月くんは1人で食べることになる。

「1人でご飯は寂しいよ?」

「……うん……」

「じゃあ決まり!お弁当、作ってくるから持ってこなくていいからね!」

「優菜…ありがとう…」

「……ふふっ」