子供達は、深月くんに走って駆け寄ってきた。

「ねぇねぇ、お姉ちゃんだぁれ?」

ツインテの可愛い女の子が、私に話しかけてきた。

「私?」

「うん!」

「杉本優菜です」

「深月お兄ちゃんの彼女さん?」

「えっ」

一気に顔が赤くなったと思う。

「お姉ちゃん、深月お兄ちゃんの彼女さんなんだー!」

「え、ほんとー?」

「深月お兄ちゃんの彼女ー!」