「優菜っ!」

僕は、優菜を抱きしめた。

「深月くっ…」

「ごめんなさいっ…ごめんなさいっ…僕っ…優菜に嫌われたくなくてっ…それでっ…」

「なんで嫌うのっ?私はっ…嫌わないよっ?」

「優菜っ…僕もっ…優菜が好きっ…」

「深月くっ…」

しばらく泣き声が響いていたけど、ここには子供達がいる。

だから案の定。

「深月ー!遊ぼー!」

「「…っ!くすっ」」

僕達は顔を見合わせて微笑んだ。

《深月story end》