日に日にエスカレートしていく暴力に、俺達は限界を感じていた。

そんなある日だった。

「深月!!!どうして言うこと聞けないんだ!!!」

「ご、ごめんなさいっ…!許してくださいっ…!」

「うるさい!!!黙れ!!!」

「うああぁ!!!」

ーーガンッ

家に入ると、深月の小さなうめき声と泣き声が聞こえてきた。

「深月?どうしたの?!」

急いで入ると、額から血を流して倒れてる深月がいた。

「深月!!!大丈夫!!?深月!!!」