「うっ、うっ…」

「ママ」

「…っ!な、なにっ、優菜っ」

ーーギュッ

「…っ!」

「私もう泣かない…だから、ママたくさん泣いてっ」

「…っ、優菜っ」

ママは私を抱きしめると、こう言った。

「ママももう泣かないっ…パパが心配しちゃうもんねっ…優菜、ありがとうっ」

「ママっ…」

この時私は7歳。

ママが再婚したのは、私が15歳。