深月くんは立ち上がると、机を叩いた。
深月くんは、顔を伏せたまま。
「あんた達は……僕に家族のあたたかさを教えてくれなかった……人は優しいんだって……教えてくれなかったっ」
机に、涙が落ちる。
「あんた達はっ……僕の居場所を教えてくれなかったっ!僕の居場所を教えてくれたのは、親でもなんでもないっ!爽羽さん達だっ!」
「で?」
「僕の居場所はっ!爽羽さん達のいるあの施設だっ!その居場所をっ!僕から取らないでっ!僕の幸せをっ!!!奪わないでっ!!!」
「……」
「もう一生、あんたには会わない。あんたも、親なんて名乗るな!」
ーーギュッ
「きゃっ」
深月くんは涙を拭うと、私を抱き上げた。
深月くんは、顔を伏せたまま。
「あんた達は……僕に家族のあたたかさを教えてくれなかった……人は優しいんだって……教えてくれなかったっ」
机に、涙が落ちる。
「あんた達はっ……僕の居場所を教えてくれなかったっ!僕の居場所を教えてくれたのは、親でもなんでもないっ!爽羽さん達だっ!」
「で?」
「僕の居場所はっ!爽羽さん達のいるあの施設だっ!その居場所をっ!僕から取らないでっ!僕の幸せをっ!!!奪わないでっ!!!」
「……」
「もう一生、あんたには会わない。あんたも、親なんて名乗るな!」
ーーギュッ
「きゃっ」
深月くんは涙を拭うと、私を抱き上げた。



