出会い

「ほんと?」

「うん……」

深月くんは起き上がると、私をベッドに座らせた。

そして、力強く抱きしめた。

「ごめん……びっくりしたよね……学校でもパニクったし……」

「……ううん、大丈夫だよ……」

「あの人あのあと……どうしたの?」

「……っ、あのあと…警察に連れていかれたけどすぐに帰したみたい……」

「そっか……」

深月くんの身体は、少し震えていた。

思わず、強く抱きしめてしまった。